こすなの読んだもの

読んだ本の備忘録

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『慟哭』貫井徳郎

あらすじ:捜査一課長を務める佐伯は、キャリアと政略結婚の末に異例の若さで出世したことを周囲に疎まれていた。そんな中、ショッキングな幼女連続誘拐殺人が発生。同年代の娘を持つ佐伯は捜査本部を指揮するが、まったく犯人の尻尾が掴めず苦戦する。 一方…

『乱れからくり』泡坂妻夫

あらすじ:ボクサーの夢を諦め職を探していた敏夫は、宇内舞子という女性のもとで探偵の真似事のような仕事をすることになる。記念すべき初仕事はおもちゃ会社の社長・馬割朋浩からの依頼で、妻・真棹の素行調査をしてほしいというものだった。 調査の末、真…

『霊応ゲーム』パトリック・レドモンド

あらすじ:イギリスの名門パブリックスクールに通う14歳の少年・ジョナサン。気弱な性格が災いしていじめっ子や教師にいびられる毎日を送っていたが、それでも親友ニコラスに支えられて何とか日々を乗り越えていた。 しかしある日、ひょんなことからクラスの…

『銀齢の果て』筒井康隆

あらすじ:老人人口が爆発的に増えた日本で、人口調節を目的とした『老人相互処刑制度(シルバー・バトル)』が導入される。宣告を受けた町に住む70代以上の人間は最後の1人になるまで殺し合わなければならず、期日を過ぎても複数生き残っていた場合は皆殺しに…

『夜よ鼠たちのために』連城三紀彦

あらすじ:ある夜、画家の真木祐介のもとに新宿のホテルで妻の死体が発見されたとの報せが入る。しかし真木は先ほど自分の手で妻を殺し庭に埋めたばかりだった。(『二つの顔』) 仕事を辞め田舎に帰った若い刑事からかつての上司・岩さんに手紙が届けられる。…