こすなの読んだもの

読んだ本の備忘録

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『仄暗い水の底から』鈴木光司

あらすじ:幼い娘・郁子と2人でマンションに引っ越してきた淑美。ある日屋上で真新しいキティちゃんのバッグを見つけるのだが……(『浮遊する水』) 教師の謙介は恩師・佐々木に誘われて第六台場の調査に向かう。そこはかつて謙介の親友・敏弘が恋人を捨ててき…

『ディリュージョン社の提供でお送りします』はやみねかおる

あらすじ:登場人物になりきり、物語の世界をリアルに体験することができる『メタブック』。本を一切読まない森永美月は、ひょんなことからその『メタブック』を提供するディリュージョン社に就職してしまった。 今回の依頼人・佐々木のオーダーは「不可能犯…

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午

あらすじ:性に奔放な男、成瀬将虎は地下鉄への飛び込み自殺を図っていた女性・麻宮さくらを助ける。セックスだけの仲だった今までの女たちとは違い、さくらの内面に惹かれていく将虎。やがてふたりはデートを重ねるようになる。 時を同じくして、将虎は超お…

『悪魔の手毬唄』横溝正史

あらすじ:名探偵・金田一耕助が静養のため訪れた鬼首村は、23年前に謎多き殺人事件が起こった曰く付きの村だった。 村出身の大人気歌手・大空ゆかりの帰省で湧く鬼首村。そんな中で村の庄屋が姿を消し、やがて手毬唄になぞらえた連続見立て殺人が起きていく…

『笑うな』筒井康隆

あらすじ:タイムマシンを発明したという友人に付き合う表題作。帰宅すると警官が妻を強姦しているところに鉢合わせた『傷ついたのは誰の心』。明治時代の宮内庁に電話が繋がってしまう『最初の混線』。超短編34編が詰め込まれたショートショート集。 『遠泳…

『殺戮にいたる病』我孫子武丸

あらすじ:"真実の愛"と称し、自分の気に入った女性を次々に惨殺していく蒲生稔。 親しい女性が被害者となったのをきっかけに、彼女の妹と共に調査を開始する樋口。 自分の息子が猟奇殺人犯ではないかと疑う母・雅子。 三者の視点が集結するとき、連続殺人事…

『暗黒女子』秋吉理香子

あらすじ:お嬢様ばかりが集うミッションスクール・聖母女子高等学校で、学園中の憧れの的である白石いつみが墜落死した。 文学サークルの会長を務め、圧倒的カリスマを誇る完璧美少女だったいつみ。サークルメンバーの誰かが犯人だと噂される中、いつみの親…